実の母からも見捨てられた女①
2020年3月18日

高校生にしてどこにも居場所がありませんでした。家族の温もりをあまり知らず、愛って何なのかさえわかっていませんでした。でも不思議と寂しいと思う事も少なかったと思います。高校生にして学校とバイトの両立、気付けば高校の三年間もあっという間に終わっていきました。
高校を出てからは母の言うとおり家を出て人生で初めて一人暮らしを始めました。卒業する頃にはお金も少しは貯めていたのでどうにか一人暮らしはスタートを切ることができました。今思い返せば高校三年生になるときには母との距離もかなり遠くなって話すこともほとんどありませんでした。嫌なこともたくさんされたのであまり思い出したくもありません。
高校を出て一年間はお金を貯めようと思って切り詰めた生活を送っていました。その時に思ったんです。たぶんこのまま生きていっても生活は苦しいまんまだし、何か前に進まないといけないなと。この時の月収は月に15万、手取りで12万と少しくらいだったと思います。私の人生はこの後、未婚シングルマザーへの道を進むことになります。次回はその話をします。